今回の日本語表現は『〜に向けて』です。
「〜に向けて」と聞くとまず思い浮かぶ単語は”toward”ではないでしょうか?しかし、”toward”を使って「〜に向けて」を訳すことができる場面は意外と少ないことをご存知でしたでしょうか?
訳す時のポイント
・towardは主に「地理的な方向」や「大きなもの」に対して使われる。
The huge typhoon is moving toward Japan.
大型台風は日本に向けて進んでいます。
We need to make consistent efforts toward world peace.
世界平和に向けて常に努力し続けなければならない。
・「〜に向けて」が使われる文章は、「対象」「準備」「目標」の3つに大別できる。
例外はあるものの、大抵の場合はこの3つに分類できます。今回はそれぞれパターンで使える便利な表現をご紹介します。
(1)対象 = face
The teacher faced his students and gave a farewell speech to them.
先生は卒業生に向けて最後の言葉を贈った。
(2)準備 = in preparation for
We made an English menu in preparation for the Tokyo Olympics.
東京オリンピックに向けて英語版のメニューを作りました。
(3)目標 = in order to や working toward
I am working toward passing the university entrance exam, studying 10 hours a day.
I am studying 10 hours a day in order to pass the university entrance exam.
大学受験合格に向けて、毎日10時間勉強しています。
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