英語会議でそのまま使える実戦フレーズ15選
2026.08.21
update 2026.08.21
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英語のビジネス会議で頻繁に使われる、こなれた印象を与える必須フレーズ15選をご紹介します。状況に合わせた使い分けや知っておきたいポイント、会話の例、一緒に覚えておくと便利な関連表現とともにお届けします。
1. 会議の開始・進行・割り込み
1. Shall we kick things off?(始めましょうか)
サッカーの「キックオフ」に由来する表現で、単に start と言うよりも動きや活気が感じられるフレーズです。things を挟むことで「用意された一連の事柄を始める」という自然なニュアンスになります。
一般的なミーティングや取引先との日常的な会議で使うと、スムーズでこなれた印象を与えられます。ただし、極めて厳格な株主総会や決算発表会などでは Shall we begin? の方が無難です。また、日本語の「標準的に始めましょう」を直訳したような不自然な英語にならないよう注意しましょう。
“Thank you, everyone. Since we’re all here, shall we kick things off with a quick review of last week’s sales?”
(皆さんありがとうございます。全員揃いましたので、先週の売上の簡単な振り返りから始めましょうか。)
- Let’s dive right in.(早速本題に入りましょう):前置きを省いて直ちに主要議題に入りたいときの表現。
- Shall we get down to business?(本題に入りましょうか):雑談(アイスブレイク)を切り上げて本題に入る際の定番。
2. If I could just chime in here…(ここで少し口を挟ませていただくと…)
chime in は会話に合図を合わせるように「調和して口を挟む」という意味のフレーズです。頭に仮定法の If I could…(もし〜できるなら)を添えることで、「一言言わせていただけるなら」という非常に上品で丁寧な割り込み方になります。
割り込む際に Interrupt! と単語だけ言ったり、Can I talk? と許可を求めたりするのは不自然です。なお、chime in は相手の否定ではなく「補足や新しい視点を付け加える」場面で使うのが自然です。
“If I could just chime in here, we actually tested a similar strategy last quarter and saw positive results.”
(ここで少し口を挟ませていただくと、実は前四半期に似た戦略をテストし、良い結果を得ています。)
- May I interject for a moment?(一言挟んでもよろしいでしょうか?):さらにフォーマルで礼儀正しい割り込み。
- SIf I may add a quick thought…(本題に入りましょうか):(手短に思いついたことを付け加えさせていただければ…):自分の意見を柔らかく挿入するフレーズ。
3. To pick up on what [Name] said…([名前]さんの発言を受けて補足すると…)
pick up on は提示された話題を「拾い上げる・発展させる」という意味です。文頭に置くことで、直前の人の発言をしっかり聞いていたことを示し、議論への貢献度をアピールできます。
日本語の「〜さんの発言に乗っかると」を直訳して Riding on Sarah’s words などと言ってしまうのは誤りです。英語では pick up on や build on(〜の上に築く)を用いるのが正しい語法です。
“To pick up on what Sarah just said, expanding into Europe would also require additional compliance checks.”
(サラさんが今言ったことを受けて補足すると、欧州への進出は追加のコンプライアンスチェックも必要になります。)
- Building on Sarah’s point…(サラさんの指摘を踏まえて発展させると…):アイデアをさらに深める際の表現。
- To follow up on that note…(その点に補足しますと…):前言に関連したデータや事実を追加する際のフレーズ。
4. Let me segue into our next agenda item.(次のアジェンダ項目へと話を移します)
segue(発音:セグウェイ)は音楽用語由来で、「途切れずにスムーズに次の主題へ移行する」という意味の動詞です。前の議題と次の議題の文脈を滑らかに繋ぐ際によく使われます。
単に Next topic と淡々と告げるよりも、洗練されたファシリテーション能力を示せます。スペルから「セグー」と読み間違えやすいため、発音には注意しましょう。
“That covers the product update. Let me segue into our next agenda item, which is the Q3 marketing budget.”
(製品のアップデートについては以上です。それでは次のアジェンダ項目である第3四半期のマーケティング予算へと話を移します。)
- That brings us to the next point.(それによって次のポイントへ移ります):自然な流れで次のテーマへ導く表現。
- Let’s pivot to the budget.(予算の件へと軸足を移しましょう):テーマをガラリと転換する際のビジネス表現。
2. 意見・同意・異論・提案
5. My take on this is…(私見ですが/私の受け止めとしては…)
名詞の take は「見解、捉え方、解釈」を意味します。In my opinion よりも少し柔らかく、「この状況を私なりに分析・消化した結果はこうです」という知的でこなれたニュアンスが含まれます。
My opinion is… は教科書的で少し硬い印象を与えるため、実際のビジネス現場では My take on X is… や How I see it is… の方が自然で好まれます。
“My take on this is that the target audience has shifted toward mobile users, so we need to adjust our strategy.”
(私の見解としては、ターゲット層がモバイルユーザーにシフトしているため、戦略を調整する必要があると思います。)
- From a strategic standpoint, …(戦略的な観点から申し上げますと…):視点を特定して客観性を高める言い方。
- The way I see it, …(私が捉えている限りでは…):現状の分析結果を提示する際のフレーズ。
6. I’m fully on board with that.(その方針には全面的に賛成・賛同します)
on board は「船や飛行機に乗って」から転じて、「方針やプロジェクトに賛同して参加している」という意味になります。単なる同意を超えて、「私も一緒にそのプロジェクトを進めます」という当事者意識を示せます。
文法的な注意点として、I agree.(動詞)とは異なり、on board は be動詞を伴って I am on board. とする点に気をつけましょう。
“I’m fully on board with that proposal. Let’s move forward with the implementation phase.”
(その提案には全面賛成です。実施フェーズへと進めましょう。)
- I’m completely aligned with that.(その方針と完全に意識が揃っています):組織の一体感を重視する場での超頻出フレーズ。
- I second that.(その意見に賛成・支持します):他の人の提案に「私も賛成!」と一言添える際のスマートな表現。
7. I see where you’re coming from, but…(おっしゃる背景や意図は分かりますが…)
where someone is coming from は「その人がどういう背景・立場・意図でそう言っているか」を意味します。相手の思考の背景に共感を示した上で反論へ繋げる、高度なコミュニケーション技法です。
単に I understand, but… と言うよりも深く納得したニュアンスが出るため、相手の感情を逆なでせずに論理的な意見の違いを提示できます。
“I see where you’re coming from, but taking on additional debt right now might expose us to higher risk.”
(おっしゃる背景は理解できますが、今追加の負債を抱えるのは、より高いリスクに身を晒すことになるかもしれません。)
- That’s a fair point, however…(それはもっともなご指摘ですが、しかしながら…):相手の論点の正当性を認める言い方。
- With all due respect, …(恐縮ではございますが/お言葉ですが…):目上や厳しい交渉相手にフォーマルに反論する際のフレーズ。
8. How about we pivot to…(〜に方針を切り替えてみるのはどうでしょうか?)
pivot はバスケットボールの軸足のように「前提を活かしつつ、方向転換する」ニュアンスを持つ動詞です。議論が行き詰まった場面で非常に役立ちます。
Why don’t we change… と言うと「全面的な変更・破棄」の印象が強くなり、これまでの議論を否定したように受け取られることがあります。pivot を使うことで、前向きで建設的なアプローチとして提案できます。
“Since the initial campaign didn’t hit the target, how about we pivot to a referral-based model?”
(当初のキャンペーンが目標に達しなかったため、紹介ベースのモデルへ軸足を移してみてはいかがでしょうか?)
- What if we were to take a different angle?(仮に別の角度からアプローチしてみるとしたらどうでしょう?):控えめで知的な提案。
- I’d like to pitch an alternative solution.(代替の解決策をご提案させてください):自分のアイデアを提案(pitch)する表現。
3. 確認・聞き返し・沈黙回避
9. Could you unpack that a bit for us?(それをもう少し噛み砕いて/詳しく説明していただけますか?)
unpack は荷物を解く意味から、「複雑な概念や要約された発言を1つずつ分解して説明する」という意味でビジネスで好まれます。
相手の発言が分からなかったときに What? や I don’t understand. と返すと幼く聞こえたり、相手の説明不足を責めるような響きになりがちですが、unpack を使えばスマートに詳細を求められます。
“That’s a comprehensive strategy. Could you unpack the marketing timeline a bit for us?”
(非常に包括的な戦略ですね。マーケティングのタイムラインについて、もう少し噛み砕いて説明していただけますか?)
- Could you walk us through the details?(詳細を順を追って説明していただけますか?):プロセスや手順を段階的に追いたいときの定番。
- Could you elaborate on that point?(その点について詳しく述べていただけますか?):フォーマルな詳細要求。
10. Could you run that by me one more time?(もう一度説明していただけますか?)
run A by B は「A(案や発言)をB(人)に提示して確認を受ける・説明する」というビジネス重要フレーズです。
単に Could you repeat? と聞くよりも、「私の確認のために、もう一度提示してもらえますか」という仕事上の前向きな確認ニュアンスが出せます。なお、repeat again は意味が重複する二重表現になるため避けましょう。
“I want to make sure I got the numbers right. Could you run that by me one more time?”
(数字を正確に把握したいので、もう一度説明していただけますか?)
- I didn’t quite catch that last part.(最後の部分がよく聞き取れませんでした):自分の聞き取り不足を認める丁寧な前置き。
- Could you break that down for us?(それを細かく分けて説明していただけますか?):情報量が多いときに分けて説明を求める表現。
11. Just so we’re crystal clear, …(認識に一切のズレがないよう確認ですが…)
crystal clear は「水晶のように澄み切った」という意味の強調表現です。文頭に Just so we’re…(私たちが〜であるために)を置くことで、「お互いのために念押しさせてください」というポジティブなニュアンスになります。
詰問するトーンにならないよう注意し、「お互いのリスクを防ぐためのプロの確認」という姿勢で発言するのがポイントです。
“Just so we’re crystal clear, who is taking the lead on drafting the final contract?”
(一切のズレがないよう確認ですが、最終契約書の作成をリードするのは誰でしょうか?)
- Just to make sure we’re on the same page, …(私たちが同じページにいる(=認識が一致している)か確認ですが…):最もよく使われる同義フレーズ。
- To ensure we’re fully aligned, …(完全に調和していることを確実にするために…):組織的な同意を確認する表現。
12. Let me gather my thoughts on this.(この点について少し考えを整理させてください)
gather one’s thoughts は「散らばった思考をかき集める、頭を整理する」という表現です。焦って不完全な英語を口から出すのではなく、落ち着いて熟考する姿勢を示せます。
無言で黙り込むと、オンライン会議では回線トラブルや不満と誤解されるリスクがあります。Let me think よりも知的で深い思考をしている印象を与えられます。
“That’s a valid question. Let me gather my thoughts on this before I respond.”
(それはもっともな質問ですね。お答えする前に、この点について少し考えを整理させてください。)
- That’s a complex question—let me take a second to process that.(複雑な質問ですね、処理するのに少し時間をください):質問の難しさを認めつつ時間を稼ぐ表現。
- Allow me a moment to structure my response.(回答を組み立てるのに少しお時間をください):プレゼン等で使えるフォーマルな表現。
13. I’ll look into that and loop back with you.(確認・調査のうえ、折り返しご連絡します)
look into(調べる・検討する)と、loop back(円を描いて戻るように再連絡する)を組み合わせた現代ビジネス英語です。
I will answer later. と言うと少し素っ気なく聞こえることがありますが、loop back with you や follow up with you を使うことで、「責任を持って調査し進捗を報告する」という誠実さが伝わります。
“I don’t have the exact metrics on me right now. I’ll look into that and loop back with you by end of day.”
(今手元に正確な指標がありません。確認のうえ、本日中に折り返しご連絡します。)
- I’ll have to double-check with the team and follow up.(チームに再確認した上でフォローアップいたします):社内確認を挟む定番表現。
- Let me get back to you with the details offline.(詳細については会議外(オフライン)で折り返させてください):会議時間を引き伸ばさない持ち帰り方。
4. まとめ・締め
14. To recap our main takeaways, …(今回の重要なポイント・決定事項をまとめると…)
recap(要約する)と takeaway(会議で得られた成果・決定事項)を組み合わせた締めくくり表現です。
takeaway は「テイクアウト(持ち帰り料理)」と同じ語源ですが、ビジネスでは「持ち帰るべきポイント」として頻出します。単に summary と言うよりも実用的なニュアンスが含まれます。
“To recap our main takeaways, John will finalize the budget, and I will draft the schedule by Friday.”
(今回の主な決定事項をまとめると、ジョンが予算を確定させ、私が金曜日までにスケジュール案を作成する、ということですね。)
- So, to sum up, …(要約すると…):シンプルで万能な締めくくりフレーズ。
- Let’s quickly review the action items before we wrap up.(終了する前にアクションアイテムを素早く確認しましょう):タスク漏れを防ぐ締め文句。
15. Let’s follow up offline on this.(この件は会議外で/個別でフォローアップしましょう)
offline は「全体会議の場から離れて、個別で」という意味のビジネス英語です。オンライン会議中であっても「この場ではなく別途やり取りしましょう」と提示する際によく使われます。
全員に関係ない細かい議論に入りそうなとき、会議全体の進行を妨げずに時間を管理するための重要テクニックです。
“This is a detailed technical issue, so let’s follow up offline on this with the engineering team.”
(これは詳細な技術的問題ですので、エンジニアチームと個別でフォローアップすることにしましょう。)
- Let’s take this offline.(これは別途個別にやり取りしましょう):最も短く直接的な表現。
- I’ll set up a separate side meeting for this.(これについては別途個別のサイドミーティングを設定します):正式に別枠の会議を設ける言い方。
まとめ
本記事でご紹介した15のフレーズは、いずれもネイティブが実際のビジネスミーティングで頻繁に口にする「こなれた表現」です。
直訳的な英語から一歩踏み出し、状況や文脈に応じて使い分けることで、英語会議での発言の質や進行のスムーズさは大きく変わります。まずは次の会議に向けて、ご自身の業務で使えそうな表現を1〜2個ピックアップし、会話例を参考に声に出して口になじませてみてください。
Writer
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