ひと昔前までは、英語を学習する方法といえば、英会話レッスンや英語教室に通ったり、資格試験のために参考書と向き合ったり、といったものでしたが、最近は「英語コーチング」というのが普及しつつありますね。
法人が運営する英語コーチングスクールから、個人が請け負う個人の英語コーチングという2つの種類がありますが、今回の記事はこれから個人の英語コーチングを受けようかどうか悩んでいる方に向けて、個人の英語コーチングのメリットやデメリット、そして、どんな人が個人の英語コーチングと相性がよいのかをまとめてみました。
読者のみなさんの、学習手段の発見にお役に立てればと思います。
目次
1. 個人の英語コーチングを受けるメリット3つ
まずは個人による英語コーチングのメリットについて取り上げてみましょう。
1.1 圧倒的な安さ
なんといってもその安さは英語コーチングの最大の魅力ではないでしょうか。コースや内容によって料金体系は多少異なりますが、安いものでは1回のレッスン約5000円程度のみです。
レッスンを行っている大手の人コーチングスクールのレッスン相場がだいたい3万円くらいですから、これはかなりお得な要素です。
さらに、個人のコーチングの場合は、入学料や教材費がかからない場合が多く、コーチングスクールと比べ初期費用が抑えられる点もよい点です。
1.2 圧倒的にカスタマイズができる
2つ目のメリットは「どんな内容を取り扱いたいか」「何回のレッスンを通じて、どれだけの英語力を身に着けたいのか」という点を最大限カリキュラムに反映させることができる点です。
コーチングスクールでは、カリキュラムが固定的であるのが一般的。個人に合わせたカリキュラムを作成してほしいという場合はたいていの場合、断れるかもしくは追加料金の支払いを求められるケースもあります。
一方で、個人コーチングの最大のウリはこの「カスタマイズ性」ですので、自分にあった唯一無二の学習カリキュラムを使って、学習を進めることができます。
1.3 圧倒的に融通が利く
上のカリキュラムのカスタマイズ性も「融通が利く」の一部ですが、カリキュラム編成以外にもフレキシブルな点が個人に英語コーチングのよいところ。
法人が運営するコーチングスクールは、レッスンやそのほかの対応が、その法人の営業時間内に限って行われることが一般的ですが、個人のコーチングの場合はより柔軟な対応が可能です。
自分の好きな時に、好きな所要時間で、好きなだけ、好きな場所で…、とコーチングのスタイルに融通が利くのもまた、個人による英語コーチングだからこそできる点です。
2. 個人の英語コーチングのデメリット3つ
では、個人による英語コーチングのデメリットはどんなものがあるのでしょうか。
下記の3つご紹介します。
2.1 いいコーチを見つけるのに手間がかかる
個人の英語コーチングのデメリットの一つ目は、いいコーチを見つけるのに手間がかかるという点です。
個人の英語コーチングは言わずもがな「コーチ」に大きく依存する性質があるサービスですので、本当に良いと思えるサービスに出会うためには情報収集に多くの時間を割く必要が生じます。
運よくいいコーチと出会えれば良い成果につなげることができますが、思っていたのと違った・・・というケースも想定しておく必要があります。
2.2 コーチの得意分野に偏りがある
デメリットの2点目としては、コーチに得意不得意があるという点です。
こちらも個人の英語コーチングはコーチに大きく依存するゆえのデメリットですが、例えばライティングのフィードバックは得意だけど、実際に話すのはそこまで得意ではないコーチ、日常会話レベルでは問題ないが、ビジネス会話となるとやや精度のおちるコーチなど、特徴が様々です。
また、英語に限らずジムや習い事にも共有する点ですが、個人のコーチングでは「相性」が重要な要素となります。
誰かにとっては素晴らしいと思える英語コーチングだったとしても、自分にとってはイマイチだった、というパターンもあります。
法人のコーチングスクールであればサービスの品質は平準化されているはずですが、個人の英語コーチングの場合はどうしても能力の偏りが生まれかねません。
2.3 コーチ(個人)との深いコミットメントが必要
3点目はコーチとの深いコミットメントが求められるという点です。
他の英語教室や英会話スクールに比べて、英語コーチングそのものが、コーチと学習者の距離が近い傾向にあるサービスですが、個人の英語コーチングはよりその距離感が近いサービスです。
個人と個人のやり取りのため、万が一、もし何らかのトラブルが発生しても、それらは当人間で解消しなければならない事態になるかもしれません。
3. 個人の英語コーチングを受けるべき3つのパターン
これまで個人の英語 コーチングのメリットとデメリットについてみてきました。この章では、具体的にどんな人が英語コーチングに向いているのか、見ていきたいと思います。
3.1 広く一般的な英語ではなく、専門的な英語を学びたい
専門性が高い英語を身に着けたい場合は、個人の英語コーチングの方が適しているといえます。
先にも述べた通り、個人の英語コーチングの場合はコーチの能力に得意・苦手がはっきりしている場合がありますが、自分の学習ニーズとコーチの得意分野がぴったりマッチするケースでは、個人の英語コーチングの方が学習効果を期待できるでしょう。
法人のコーチングスクールの場合は、より多くの人に合うように調整されたサービスを提供しています。そのため、自分のニーズが局所的であったり、専門性が高い場合などではカバーできない場合もあります。
自分のニーズが明確でなかなか合うサービスが見つからないという場合は、柔軟な対応が可能な個人の英語コーチングが適している場合があります。
3.2 学習リズムが一定ではない
仕事などの関係で、英語学習に充てられる時間が昼だったり夜だったり、あるいは学習が停滞してしまう期間が発生してしまうなど、学習リズムにムラがある場合は個人のコーチングが向いている場合があります。
法人の場合はその法人の営業時間に合わせて受ける側(=自分)がスケジュールを調整する必要があります。また、受講期間が明確に定められているため、学習が止まってしまう時期があると十分なサポートを得られずにサービスが終了してしまうかもしれません。
一方で、相手が個人の場合は、特別な事情に合わせて、スケジュールに合わせてくれる可能性があります。あるいは、あえて柔軟な対応が可能なコーチを探して、英語コーチングをお願いするという方法が取れるのも個人の英語コーチングならではです。
そのため、自分のスケジュールが変動的な人は、個人の英語コーチングが適しているかもしれません。
3.3 マンツーマンで専属的なコーチングをしてほしい
「なまけ癖があるから、多少自分のプライベートに入り込んででも鞭を打ってほしい」「密度の濃い人間的な関係を通じて英語学習を深くサポートしてほしい」というニーズであれば、個人の英語コーチングが最適です。
コーチが自分のプライべートに踏み込んできても問題ない、むしろ、踏み込んできてほしい、という人には法人によるコーチングスクールでは物足りなさを感じてしまうかもしれません。
4. 信頼できる英語コーチングの選ぶ3つのポイント
これまでは英語コーチングのメリット・デメリットについてまとめてきましたが、ここからは実際にご自身が英語コーチングを選ぶ際に失敗する可能性を最小化するための3つのポイントについて共有します。
4.1 「できる経験」ではなく「教えられる経験」
「英語ができる」と英語が「教えられる」は全く別の能力です。
「英語ができるから教えられる」わけではなく、現役の外資系英語バリバリサラリーマンだからといって、よい英語教師である保証はありません。
個人の英語コーチングを検討する際は、「外資系○○系でXX年勤務」「○○の米本社でマーケティング経験」といった職歴ではなく、あくまで英語の教授経験(何年くらいどんな人を対象に教えてきたか)をチェックするようにしましょう。
4.2 利用者の口コミを確認
このコーチを利用した人が、どんな評価をしているのかは要チェックです。
この点は法人のコーチングサービスを探す時にも重要ですが、やはり実際に利用したことの口コミはサービスを判断するうえで非常に重要な情報です。
ただ、先にも言及した通り、「誰かにとってのよい評価≠自分にとっても良い評価」である点に常に留意しながらチェックしましょう。
4.3 サービス内容を要確認&確定前の面談は外さない
受講前にコーチとの面談を受けてみることは必須です。
面談(カウンセリング)がサービス内容に含まれている英語コーチがほとんどですが、そうでない場合は要注意です。
ウェブサイトなどで紹介されているサービス内容を確認することは当然ですが、受けてみたら内容を誤解していたというケースもあるので、面談を受けることは大きなメリットがあります。
そのようなことを防ぐためにも、サービス内容の確認も込めて、契約を締結する前に面談をしておくのがベストです。
5. 本気で英語を習得したいなら「法人」の英語コーチングがおすすめな3つの理由
ここまでは個人の英語コーチングとはどういうものか、そしてそれが向いている人の特徴や選ぶときの注意点などを説明してきました。
もちろん、個人のコーチングにも良い点はあるのですが、ある程度の確度をもって英語力を伸ばしていきたいと考える場合は、法人のコーチングスクールをお勧めします。本章では法人のコーチングスクールのメリットについて触れていきます。
5.1 コーチや講師の質が高い
1点目に、コーチや講師の質が高いという点が挙げられます。
自社のサービスを高品質に保つため、どの法人コーチングスクールも厳格な基準でコーチを採用しています。近年、法人のコーチングスクールが一部上場するなど、今後ますます拡大が予想される市場ですので、その競争の中で負けないよう、各社が選びに選び抜いた質の高いコーチがそろっています。
また、レッスンを行うコーチングスクールの場合は、コーチだけではなく、実際に教える講師の質も同様に担保されています。また、仮に自分との相性がよくないコーチや講師に当たってしまっても、「次のレッスンから別の講師にしてください」という連絡1つで、希望が反映されます。
一方で、個人のコーチングの場合は、自分との相性が良くなければ「もう一度自分で探す→やり取りする→面談する→契約する→口座に入金する→スケジューリング」という面倒なフローを踏まなければなりません。
5.2 成果が保証されている
2点目は、法人のコーチスクールはある程度成果が保証されているという点です。
「英語コーチングスクール」で検索してすぐに出てくるコーチングスクールは、どこも成果が一定以上あったがゆえに、事業を継続しています。
各社が日々サービス内容を見直し、洗練をされたカリキュラムを提供しています。「カスタマイズができないこと」を法人のコーチングスクールのデメリットとして挙げましたが、逆に言うとカスタマイズの必要性が生じないくらい高い完成度のカリキュラムを提供しているともいえます。
品質保証という観点でいうと、大手コーチングスクールでは「○○までに効果がでなからったら無料で××期間延長」というような保証制度を導入しているケースもあります。
「成果が出る」ということへの信頼性が確実に高いのは法人のコーチングスクールなのです。
5.3 実績のあるサービスがそろっている
3点目は、必要なことがすべてそろったサービスが提供されているという点です。
カリキュラムそのものを大きくカスタマイズはできないものの、たいていの法人のコーチングスクールの場合は、複数のカリキュラムが用意されており、それらはレベル別や内容別、目的別などの様々な基準によって整理されています。
多くのコーチングスクールではカウンセリングを通して「受講者のレベル、学習の目的、伸ばしたいスキル」を確認し、最適なプランを提案してくれます。
また、コーチ陣・講師陣ともに数として豊富ですので、複数のコーチや講師の知見がサービスに反映されています。個人コーチングは性質上どうしても、その内容が独りよがり的になってしまうのは避けられませんので、その点において、法人のコーチングスクールで、質が担保されていると考えることができます。
6. その中でもOne Month Programが一番おすすめ
最後に編集部のお勧め法人コーチングスクールである One Month Program(ワンマンス・プログラム)について紹介します。
法人と個人のいいところ取りみたいなプログラムですので、あとちょっとぜひ最後までお読みください。
6.1 カウンセリングから受講修了まで専属トレーナーがつく
One Month Program では契約締結前の無料カウンセリングの時から、コースの修了まで専属のトレーナーと呼ばれるコーチがつきます。
トレーナーは学習者とマンツーマンの関係で、学習者が学習をストレスなく続けられるよう英語学習全般についてサポートします。
また、専属トレーナーのほかに、サブトレーナーが複数人つき、英語学習に関する具体的な質問(例:これってどういう意味ですか?どうしてこういう表現が正しいのですか?)からアプローチに関する質問まで(例:発音が苦手なんですけど、どういう学習が必要ですか?)細かくサポートします。
法人ですが個人のコーチング顔負けのサポート体制です。
6.2 レッスン内容や課題の内容をカスタマイズ
One Month Program は法人のコーチングスクールでありながら、受講者の希望にあわせたカスタマイズが可能です。
例えば、One Month Program で提供している「添削課題」では実際に自分が仕事で使う表現を教材として扱うことができ、レッスンでは、「今日のレッスンはディスカッションをしたいが明日のレッスンは転職の面接が来週控えているからその練習がしたい」など、受講者のリアルを教材にして学習を進めていくことができます。
6.3 通訳者が作成したプログラムだから実務的・実用的
One Month Program 最大の特徴は「通訳者が開発したトレーニングメソッド」という点です。
通訳トレーニングを取り入れたコーチングスクールは多くありますが、実際の通訳者と協力して開発したプログラムは One Month Program のみといえます。
これは、One Month Program を運営している株式会社テンナインコミュニケーションが通訳翻訳エージェントであることで実現できています。
そのため、仕事で英語を使っているけれどうまく伝えられないことを課題としている中級者の方や、バリバリ英語を使っているけれどさらにブラッシュアップして仕事の質を上げたいと考える上級者の方でも納得の実践重視なプログラムとなっています。
さいごに
本記事では、個人の英語コーチングのメリット・デメリットや選び方についてご紹介してきました。
優秀なコーチに巡り合うことができれば大きく英語力を伸ばしていくことも可能なのが個人の英語コーチングの魅力の一方で、ある程度の成果が保証されていることが法人の英語コーチングの魅力ですので、本記事が読者の方の参考になれば幸いです。
Writer
One Month Program
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