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ネイティブスピーカーが好んで使うビジネスでよく使われる句動詞

2024.03.12

update 2024.03.12

句動詞とは「動詞+副詞」や「動詞+前置詞」のように複数の語で1つの意味を持つフレーズです。句動詞はネイティブが好んで使うため、覚えておくと便利です。また自分で使うと、相手にやわらかい印象を与えることができます。

以下の英文には、それぞれ何の句動詞が入るでしょうか?

【問題】

  1. To (g    ) (a     ) in the service industry, you must be customer-minded and proactive.
    サービス業界で成功するためには、顧客視点を持ち、先を見越すことが必要です。
  2. Let’s (l     ) (o     ) planning the sales campaign until we receive the results of the survey.
    調査結果を受けとるまで、販促キャンペーンの企画はやめておきましょう。
  3. It’s difficult to (s      ) (t      ) all this old data, so we’ve asked Tom to compile it into a spreadsheet.
    これら古いデータを全て精査するのは難しいので、トムにスプレッドシート1枚にまとめるよう頼みました。

【解説】

答えは、1.「get ahead」 2.「leave off」 3.「sift through」です。それぞれ解説します。

  1. get ahead = 成功する
    構成:「get=~になる」+「ahead=先んじて、優勢に」=「優勢になる=成功する」
    ニュアンス:「succeed」も同じく「成功する」という意味ですが、「get ahead」だと「競争が存在する中での成功」という意味が強まります。
  2. leave off = やめる、中断する
    構成:「leave=去る」+「off=停止して」=「停止して去る=やめる」
    ニュアンス:「leave off」は、同じく「中断する」という意味の「suspend」に比べて特に「時間が足りないため、中断する」という場面でよく使われます。「次回また議論・作業を続ける」という意味合いが含まれています。
  3. sift through = 精査する、ふるいにかける、取捨選択する
    構成:「sift=ふるいにかける」+「through=最初から最後まで」=「最初から最後までふるいにかける=精査する」
    ニュアンス:「scrutinize」も「精査する」という意味がありますが、ややネガティブな意味合いがあります。「sift through」は、「玉石混交の対象物の中から、目当ての物を見つけ出す」というニュアンスのため、ニュートラルです。

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