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【英文法KOMONJO】a/the/複数形の使い分けを解説

2021.11.02

update 2021.11.02

a とtheの使い分け

aとtheの使い分けでは、概ね以下の原則に従います。

a/an:相手はまだ知らないこと・分からないこと。不特定のもの。たくさんあるもののうちの一つ。(不定冠詞)
the:相手にも分かるだろうこと。特定のもの。もう話題に上ったもの。(定冠詞)

「虎ノ門のスターバックス」と表現する場合、aをつかうでしょうかtheを使うでしょうか。

スターバックスの店舗は複数あります。そのうちの一つが、虎ノ門にもあるということです。「たくさんあるもののうちの一つ」を表すのは”a”ですので、この場合はa Starbucks in Toranomonが正解となります。

theの使い方①

“the”は、それが読み手に何かわかるものにつけられます。
the Kosovan embassy(大使館はその国にひとつなのでわかる→the)
the 5th floor(建物の中に5階はひとつなのでわかる→the)
the materials that I asked you to make(作成を依頼したマテリアルなので、どれのことかわかる→the)

theの使い方②

“I work in the HR division of an American company.”
→他と区別された範囲・業界・部門・分野に対してはtheを使います。
ビジネス現場頻出の例を以下に挙げます。

・in the ______ department
・in the ______ division
・in the ______ industry
・in the ______ sector
・in the ______ market
・in the ______ community
・in the ______ field

theの使い方③

「特定の大会・催し」の場合はtheを使います。
the soccer World Cup
the rugby World Cup

a と複数形の使い分け

相手が知らないであろう不特定のことがらを説明する際、以下の要領で使い分けていきましょう。

aと複数形の使い分けは以下となります。
a/an:1回きり。たくさんあるもののうちの一つ。
複数形:複数のものや複数回が想定される、慣習や一般的なことについて話す

・We have project meetings on a regular basis.(定期ミーティングは繰り返し行われる→複数形)
・I mainly handle clients in Europe.(日常的に扱うクライアントは様々→複数形)
・Many people take trains to go to work.(一般的な通勤の慣習について説明している→複数形)

aの有り無し

aをつけるかどうかは以下のルールに沿って決まります。
aなし:一定の形がない。具体的イメージがない。だから、数えられない。
aあり:形あり

・rice:つぶしたり、おかゆになってしまったり、形がない。→aなし
・miso soup:汁は水と同じで一定の形がない。→aなし
・a stewed dish:料理(dish)は一皿として数えられる。→aあり
・a clear bloth soup:吸い物は、ただの「汁」と言われるよりも、イメージが具体的。→aあり

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