プロフィール
枝廣 淳子 さん(Junko Edahiro)
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。2年間の米国生活をきっかけに29才から英語の勉強をはじめ、同時通訳者・翻訳者・環境ジャーナリストとな
る。環境問題に関する講演、執筆、翻訳等の活動を通じて「伝えること、つなげること」でうねりを広げつつ、行動変容と広げるしくみづくりを研究。世界と日
本をつなげる役割としての翻訳者を育て、活躍の場を提供する取り組みも行っている。
ちょうど講談社から翻訳書『女子エコ日記 366days おしゃれとエコって、両立するの?』(ヴァネッサ・ファーカーソン著、枝廣淳子・長澤あかね訳)がでたところです。
これは、ヴァネッサ・ファーカーソンというカナダのフツーの若い女性が、なぜだか「1年間、1日1コずつエコやろう!」と決意したところから始まります。最初はいいんですけどね、できそうなこと(かつそれほど負担がなくて価値観まで変える必要がないこと)を思いつきますから。
でも、そういった「イージー」な取り組みが底をつき始めたら? カンタンかとやってみたら、実は大変な格闘(ミミズとの格闘?)が待ち受けていたら? オシャレじゃないと人生じゃないと思っているのに、オシャレに反しないエコを探したら? ボーイフレンド大募集中なら、エコが狙い目? そして、エコにめざめた彼女がステキな彼氏を手に入れるまでの取り組みの汗と涙の顛末。
楽しい本です。ぜひ手にとって見て下さい。amazonではこちらにあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4062158531?tag=junkoedahiro-22
この本の翻訳は、これまでとはまた違った面白さと大変さがありました。エコといっても、私がこれまで多く翻訳してきたような「マジメ系」ではなく、「エンタメ系」ですから、原書もそういう感じだし、そういう感じに訳さなくてはなりません。これまでエンタメ系では、『ライオンボーイ』を訳したことがありますが、今回は若い女性向けということで、またまた新領域開発、となりました。
現在は、年末に出たアル・ゴア氏の『私たちの選択』につづく本を訳しています。こちらは、若い世代に読んでもらえるように、という作りになっているので、中学生にも読んでもらえるよう、考えながら翻訳を進めているところです。
じょうずな俳優さんは何人もの人間や何通りもの人生を演じ分けることができる、と言いますが、私たち翻訳者も、毎回その内容や対象者、トーンに応じて、訳し分ける力が大事だなあ、と。
少しずつ日差しが温かくなってきましたね。新年度、春からすぐに動ける体(訳せる頭)になるよう、この時期、翻訳力の基礎トレーニングも念入りにどうぞ!
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